Yin

Yin陰
分類	O-05-102
E-Boxes	20
攻撃タイプ	BLACK (4 - 6)
リスクレベル	WAW
脱走する恐れあり
職員が即死する恐れあり
被害が部門/施設へ拡大する恐れあり
上機嫌範囲	16 - 20
通常範囲	9 - 15
不機嫌範囲	0 - 8
クリフォトカウンター	2
確率

"いま汝は空となり、我は地となる"
- Yin

Yin（O-05-102、陰）は、黒いペンダントのような姿をしたアブノーマリティです。

本体の円形部には白い点の模様があり、下部には橙色の紐飾りが付いています。

陰は円形のペンダントの片割れであり、それに対応する相手は、光を表す白いペンダントの陽です。

特殊能力

クリフォトカウンターが0になると、特殊能力が発動します。
以下の条件を満たすと、カウンターが1ずつ減少します。

1. 作業結果が悪い
2. 陽を30秒間装着する

特殊能力が発動すると、収容違反を起こします。

収容違反中の陰は、身体に橙色の紐が巻き付いた、1つの大きな目を持つ黒い魚のような姿をしています。
それは、高めのHPと平均的な移動速度を持ちます。

職員や他のアブノーマリティが周囲にいるとき、周囲に強いBLACKダメージを与える波動を断続的に放ちます。
波動は壁を貫通するため、隣接する部屋に居る職員やアブノーマリティもダメージを受ける可能性があります。

陰は時折、その場で停止して茶色のレーザーを目から発射します。
このレーザーにダメージ判定はなく、陰の眼前から部屋の端までマークします。
その後間もなくマークされた区域が爆発し、区域に存在したすべての者は強いBLACKダメージを受けます。

陽が施設内に収容されている場合、陰と同時に収容違反を起こします。
陽は陰を探すために、陰の方向に向かい施設内を移動します。
陰もまた、陽の方向に向かい施設内を移動します。

陰のHPを0にするとペンダントの姿に戻り、一定時間行動を停止します。
この間に陽の鎮圧が完了しなかった場合は、魚の姿に戻って収容違反を再開します。

陽の鎮圧が完了するまで、陰は「復活」を繰り返します。
陽と陰の両者を同時にペンダントの姿に戻すと、陽と共に収容室へ戻ります。

陰と陽が出会うと、彼らは一つになり陰陽のシンボルを形成します。
直後、巨大な『東洋龍』が施設上空から出現し、陰陽のシンボルの方向に向け高速で施設を突き抜けます。

龍と接触した者は、HPとMPの損傷状況が逆転します。^(要検証)
例として、HPが最大値まで回復している職員が龍と接触すると、HPが0になり即死します。
龍と接触した収容室は、クリフォトカウンターが0に減少します。

陽を装着した職員が陰の収容室に入室すると、上記の合体効果が即座に発生します。

収容違反は一日を終えるか、陰と陽が一つになるか、陰と陽が同時に鎮圧されるまで続きます。

由来

陰の起源は、その対なる存在 陽 とあわせた2つの存在の物語を皮切りにしています。彼らのとる姿がどのように機能するのか、そして創造主が彼らを同時に作り出したこと、さらに片割れがいないにもかかわらず彼らは互いに存在できることに疑念を抱いていること、これらが物語で語られます。職員は度々「悪魔のペンダント」と呼んでいましたが、この2つのかけらは1つになろうとしています。かつて彼らはひとつの存在でした。二匹の鯉、かけらがどのように出会い、最後には結束するかを、物語は示しています。

このペンダントのかけらが施設に至った経緯は不明です。

The origin of Yin started with their story, along with its counterpart, Yang, speaking of how their effects only work because they were made to be like that, that their creator made them together and that both entities question their existence without having their other half. Called sometimes 'The Pendant of of Devil' by employees, the two fragments were intended to be together. They were initially together in their past and the story tells of how the 2 carps or fragments meet, finally uniting.

How the pendant fragments arrived into the facility are unknown.

詳細

陰は、洞察、本能と抑圧、愛着の順に作業を好みます。

洞察と本能と抑圧には作業レベル3以上で普通の反応を示し、それ未満だと最低の反応を示します。

愛着には作業レベルに関わらず最低の反応を示します。

他のアブノーマリティと同様に、エネルギー生成量は作業終了時のPE-BOXの数によって決まります。

陰の作業結果は、悪い、普通、良いの3つのセクションに分かれています。
作業終了時のPE-BOXが0～8個だと悪い、9～15個だと普通、16～20個だと良い結果になります。
作業終了後の待機時間は約15秒で、クリフォトカウンターの初期値は2です。

開放可能な情報/アップグレード

基本情報 (Cost: 20 PE Boxes)

アブノーマリティの名前、オブジェクト分類、リスクレベル (WAW)、肖像、攻撃タイプ (BLACK 4 - 6)、
E-Boxesの容量 (20)、気分の状態、クリフォトカウンターをアンロックします。

本能/洞察/愛着/抑圧 作業方法リスト (Cost: 7 PE Boxes)

各作業のレベルごとの成功確率をアンロックします。

管理方法 1/2/3 (Cost: 10 PE Boxes)

• ＜管理方法 1＞
  • 作業結果が悪い場合、クリフォトカウンターが減少した。

• ＜管理方法 2＞
  • O-07-103を30秒以上装着した職員がいる場合、クリフォトカウンターが減少した。

• ＜管理方法 3＞
  • 陰が脱走した場合、O-07-103と同じ空間に揃うことは防がなければならない。

脱走情報(Cost: 20 PE Boxes)

脱走可能であるかの情報と属性耐性、クリフォトカウンターの値(2)をアンロックします。

：脱走しないオブジェクトです

RED：耐性 (0.5)　-　WHITE：弱点 (1.5)　-　BLACK：免疫 (0.0)　-　PALE：普通 (1.0)

作業	レベル 1 成功率	レベル 2 成功率	レベル 3 成功率	レベル 4 成功率	レベル 5 成功率
本能	最低	最低	普通	普通	普通
洞察	最低	最低	普通	普通	普通
愛着	最低	最低	最低	最低	最低
抑圧	最低	最低	普通	普通	普通

観測レベル

レベル 1 (1 セクション開放): 作業速度 +4

レベル 2 (2 セクション開放): 作業成功率 +4%

レベル 3 (3 セクション開放): 作業速度 +4

防護服「Discord」の開放

レベル 4 (すべての詳細の開放): 作業成功率 +4%

武器「Discord」の開放

ストーリー

陰の肖像

• "The black pendant is darkest color of all, blackest of all the darkness in the world.
  Employees should not touch, or possess the pendant. Merely looking at it makes one’s heart dark.
  It seems that it was originally a circle. However, it is separated from the other half."

その黒いペンダントは最も暗い色であり、世界の全ての暗闇よりも黒い。 作業員はそのペンダントを触ったり、所持したりしてはいけない。 みるだけでもそれは人の心を暗くする。 それは元々は丸かったようにみえる。しかし、それはもう一つの片割れと分けられている。

• "Many employees called it "The Pendant of Devil."
  They said just looking at it makes you endlessly depressed.
  Employees didn’t like being in the same place as it.
  It was the polar opposite of its other half.
  They complained, “I wish there was just the white pendant.
  Its surroundings erode; those who come near it suffer.
  It wasn’t what it wanted to do, it was happening merely because of the energy it exudes.
  It wondered, "Why do I exist?"
  "If my very existence itself makes people suffer and depressed, perhaps I should have not been born at all, like they say."
  "Maybe my creator only intended to make the white pendant, and I am nothing but an unintentional result."
  Then, how can the being that is denied, be erased from this world?"

多くの作業員はそれを「悪魔のペンダント」と言う。なぜなら見ているだけでも果てのないほど憂鬱になるからだ。作業員はそれと同じところにいることを好まない。それはもう一つの片割れとは対極だ。彼らは言う、「白いペンダントだけがあればよかったのに。」周りが浸食されるとき、近くに寄った者は苦しむ。それはそれがしたくてしていることではない、ただたんに溢れ出るエネルギーのせいで起こっている。それは思う、「私はなぜ存在するのか」「もし私の存在そのものが人々を苦しめ、憂鬱にさせるなら、私は彼らの言うようにもとから生まれなければよかった」「もしかしたら私の創造主は白いペンダントだけをつくるつもりだったのかもしれない、そして私は意図しない結果にすぎないのかもしれない」「ならば、どうすれば否定された存在は、世界から消すことができるのだろう」

• "One day, I heard someone calling me.
  "It is time. It’s time for us to reunite."
  I was leaving the place that I once thought that I will never leave.
  I found myself swimming away from it."

「ある日、私は誰かが私を呼ぶのを聞いた」「時間だ、私たちが再び一つになる時が来た」「私は二度と離れることはないと思っていたその場所から離れた。私はそこから泳ぎ出て行っていることに気がついた」。

• "Everything that I pass becomes ruins.
  Destruction was nothing but an instinct.
  I could not stop it, nor hide it.
  I could see a white pendant, no, the part of myself that I haven’t seen for a long time, swimming towards me.
  For the first time ever, I felt meaning in my existence.

「私の通り過ぎたすべてのものは壊れた。破壊は本能に過ぎない。私はそれを止めることも隠すこともできなかった。私は白いペンダントを、いや、長い間見ることのなかった私の一部が私に向かって進んでいるのが見えた。生まれて初めて、私は自分の存在に、意味を見いだした。」

• "'We used to be one. I am, so you are. You are, so I am. We were originally together; it was a fruitless thing to divide us.
  Now, you become the sky, and I become the land.'"

「私たちはかつて一つだった。私はあなただ。あなたは、私だ。私は元々一緒だった、私たちを分かつことは無益なことだった。今、あなたは空となり私は地となろう。」

• "The face of an employee who had a cheerful eyes, distorted with sadness.
  The employee who just cried all along, finally stopped.
  The employee, who broke his leg, stood on his own legs.
  The employee who was heading to the lounge bled to death.
  As the end circles back to the beginning, those who had hope are met with despair, those who had despair are met with hope.
  At the end of the beginning, the dragon that has become a great avatar, flew through the sky."

快活な目を持っていた一人の作業員の顔が悲しみに歪んだ。ずっと泣き叫んでいた作業員はようやく止まった。その作業員は、彼の足を折ったその作業員は、彼自身の足で立っていた。ロビーに向かっていたその作業員は失血死した。終わりが回って始まりに戻るとき、希望を持っていた人々は絶望を見つけ、絶望を抱いていた人々は希望を見つける。始まりの終わりに、偉大な化身となったドラゴンは、空を飛ぶ。

フレーバーテキスト

• "この2つのペンダントは別々の部屋に収容してください。"
• "Please contain these two pendants in separate rooms."

• "陰は世界に混沌をもたらすと同時に、その混沌をかき消します。"
• "Yin brings chaos to the world, and erases that chaos at the same time."

• "黒の魚と白の魚が出会ったとき、世界は崩壊するでしょう。"
• "The world collapses when the black fish and the white fish meet."

余談

• 陰は、一見正反対に見える2つの力が実際には補完的で互いに依存しているという、中国思想の『陰陽』を基にしている。

• 陰は陽と共に、ゲームの中国語翻訳チームのアイデアから生まれたアブノーマリティである。

• 陰と陽は、互いに対応する相手となるアブノーマリティを持つ2番目のアブノーマリティである。
  相手を持つアブノーマリティの前例には、赤ずきんの傭兵と大きくて悪いオオカミがいる。

要検証

以下の項目について情報が不足しています。また、記載情報に誤りの可能性があれば、コメントしてください。

• 龍と接触したアブノーマリティが受ける影響

ギャラリー

陰の収容室

収容違反

波動攻撃

レーザーを放ち、マークする

陰によってマークされた区域

マークされた区域全体が爆発する

鎮圧完了

合体

陰陽龍

陰の詳細情報